TREK × TRAIL

山やトレイルの記録を載せます。

春の角田山

みちのく潮風トレイルについて書いていくと言ったのに、3記事目にして全然違うエリアについて書きます。笑

 

新潟県の角田山に行ってきたのですが、

海もあり、花もありで見どころ満載でした!

 

 

 

今回の行程

 

歩いた時期:3月中旬

 

実際に歩いたデータがこちら。

f:id:korsk10:20230324113539j:image

距離:7.3km

標高差:630m

 

今回は周回で、上りは古墳コース、下りは灯台コースです。

ちょっとキツめの里山って感じですね。

ただ、普段山に登っている人であれば、全然余裕なレベルだと思います。たぶん。

 

見どころはなんといっても、オオミスミソウ

3月にお花が見れるなんて感激です。

 

それでは行ってみましょう!

 

 

 

角田山

駐車場がいきなり海というのが、それでもう充分なくらいに良いですよね。

少し離れている場所にも大きめな駐車場があったので、駐車場の心配は要らないかと思います。

綺麗なトイレもちゃんとありました。

 

 

角田浜の景色はこんな感じです。

砂浜

海水浴シーズンじゃないと、打ち上げられたゴミがたくさんあります。

これは写らないように工夫しました。笑

 

 

海の色がきれい

海の向こうに見えるは、佐渡島

早く行きてぇな...(羨望)

 

 

 それでは出発します。

少し歩くと駐車場に入ってくる道路の入り口にバス停がありました。

バスも来るらしい

 

登りは古墳コースを使うため、ここから登山口まで車道を歩いて行きます。

事前にYAMAPの桜情報を見てきて、途中に桜が咲いているとのことでしたが、桜らしきものは見当たりませんでした...

代わりに椿がありました。

朝露でみずみずしい

 

登山口は墓地の真ん中を通っていくとありました。

そこを突っ切るといきなりの急登です。

少し進むと写真のように葛折りになっていましたが、片側が切れ落ちているので転落防止のロープが貼られていました。

つづらおりになってました

 

その後も急登は続きました。

前日の雨のせいで、地面のコンディションは悪く、滑って歩きづらかったです。

また急登



そこからまた少し登ると、両脇に本日のお目当てのオオミスミソウがおりました。

ただ、こちらも前日の雨のせいでコンディションが悪そう...

あんまり花開いておらず、太陽が当たるところにいた個体のみ元気そうでした。

オオミスミソウユキワリソウ

 

 

標高を上げると、広葉樹が増えてきました。

葉が落ちているこの時期は空が広く感じます。

 

オオミスミソウに続いて、次に登場したのはカタクリ

こちらも春の代名詞です。そして、同じく元気がない...

カタクリの群生

 

徐々に開いてきているものもありました!がんば!


たくさんの広葉樹が我々の上を覆うように枝を延ばしておりました。

あと2ヶ月も経てば、新緑のトンネルでしょうか。緑の時期もきっと美しいんだろうな。

たくさんの広葉樹



またまたフォトスポットがあったので足を止めて、撮影します。

至る所に花の群生地があるので飽きずに歩けます。

スプリング・エフェメラルは見逃さないように。そして、ローアングルで撮りましょう。

フォトスポット発見

スプリング・エフェメラルとは?

dankaijin.la.coocan.jp

 

 

 

オオミスミソウの群落があったので踏まないくらいの距離まで近づいて撮ってみました。朝日を浴びて光り輝く白色が美しい。

オオミスミソウ

 

 

オオミスミソウの群落から少し進むと変な木がありました。

幹にたんこぶみたいなものがたくさんついてました。

面白いな〜と思ったり、やや気持ちが悪いな〜と思ったり、複雑な気持ちでした。笑

落ちる椿とぼこぼこの木

 

椿の赤が映える



山頂を目指してまた歩きます。

上の方まで来ると日当たりも良く、泥んこぐちゃぐちゃゾーンは無く、

快適に進むことができました。

稜線歩きっぽい感じ

 

 

山頂に着くと、急に人が増えて大賑わいでした。

山頂標識は下山路方面にあるので、まずは景色の良い広場へと向かいました。

が!こちらもたくさんの人...

景色を楽しむ人たち

この後、団体さんが来て、目の前の空いているスペースを埋め尽くしました。笑

 

 

ちょうど目の前に見えるのは飯豊連峰。

三月なのでまだまだ雪があります。

さすがは東北のアルプス、迫力がある。

飯豊連峰の大観

 

 

友達がシートを持ってきてくれたので、そのシートを敷いて座り、

持ち寄ったお菓子を美味しくいただきました!

花はなかったけど、飯豊連峰を眺めながら食べられてサイコーでした!!

花より団子と桜もち(そもそも花はない)

お腹を満たした我々は、シートで横になって昼寝を始めました。笑

たまに起きては景色を見て、また寝て...

日光が暖かく、お昼寝スポットとしても最高でした。

 

 

 

さすがにもう寝なくていいだろってなったので、ようやく山頂へ。

山頂は景色なし

 


山頂に行った後は、そのまま進み、灯台コースを使って下山しました。

道中、カタクリがたくさん咲いているところがあり、なかなか華やかでした。

太陽を浴びてちゃんと乾いたみたい

 

 

下山していくと、段々と景色が広がって行きます。←普通逆じゃね?

青い日本海と雪を被った佐渡の金北山が、とてもとても美しかったです。

日本海佐渡島

 

縦バージョンだとこんな感じ。

潮目がくっきりですごかったです。

青の三段活用

潮目ってなんだっけ?

という方は、こちらをどうぞ。

katekyo.mynavi.jp

景色だけではなく、漁場としても良いんですね。

新潟は、お魚美味しいもんな。うんうん。

 

 

話は戻って、さらに下山していくとこんな景色も見れます!

角田山の一番の見どころ(だと勝手に思っている)

岩場から正面の山までの稜線が綺麗だし、何よりその奥の日本海佐渡島が美しい。(何度でも言います)

いろんな要素が含まれているので、ずっと景色を見ていても飽きません。

「写真は引き算」という格言もありますが、広角レンズでモリモリに足しまくるのも好きです。絵面が騒がしくなりますが。笑

 

ちなみにこれは、

PENTAXのHD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR

というレンズで撮ってます。

www.ricoh-imaging.co.jp


写りがとにかくいいしボケが滑らかで綺麗なので、ペンタユーザーは必携です(煽り)

 

 

 

ちなみにさっきの岩場はこんな感じ。

上部は結構斜度があります。

歩き慣れていない人は、手を使って確実に通過するのが良いかと思います。

岩場の急下り

 

途中に台のようになっているところがあったので、その上に立ってドローンよろしく上から撮ってみました。 

 

 

こんな天気の良い日に、海岸沿いのこんな道路をドライブしたらさぞ気持ちいいでしょうね。(下山後にドライブしました)

海岸沿いの道路

 

振り返って見た角田山。

標高は全然高くないのに迫力がすごい。傾斜もすごいから実際に歩くと疲れるのですが。笑

痩せ尾根区間もありますが、手すりもあるので安心して歩けます。

 

 

3月の新潟。

山の上の方は、まだ色づきがなかったですが、

中腹では、椿が華麗に咲き誇っておりました。

咲きすぎじゃない?

 

 

こちらの灯台が見えたらほぼゴールです。

空と海の青に白い灯台がめちゃくちゃ映えます。

あと、色の抜けた草もいい感じです。

角田岬

 

灯台から登山口へは、このような感じです。

海に向かっていく感じが堪りませんね〜

足元は、ちゃんと階段になっているので、観光でも来れそうです。

登山口に戻るところ

 

 

以上で、登山は終わりなのですが、

見どころがまだあるのでご紹介しますね。

 

 

おまけ

下山後のお楽しみ。

 

まずは灯台の下のところ。

手掘りのトンネルがあって、そこを抜けると岩をえぐって切り拓かれたような道があります。

水も滴るいいお道

 

 

対岸に行き、振り返ると灯台も見えました。

こちらも迫力ありです。

上から見ると可愛く見えた灯台も、下から見上げると迫力がありますね〜

この日本海の荒波よ

ちなみに灯台からこちらへ直接降りることも可能です。

コースに組み込んでみてはいかがでしょうか。

 

 

さて、次の見どころはカフェになります(見どころというかおすすめ?)

登山口のほんとすぐ近くにあるので、寄りやすさ◎ です。

雰囲気が良さげ

お店の名前は、「燦燦カフェ」

sansan-cafe.com

 

店内はたくさんの人で賑わっていました。

ここは景色もいいのですが、お店の雰囲気もコーヒーもおしゃれで素敵です。

これコーヒーだったっけ?(痴呆)


そして、なんと言っても料理が美味しい!!

至高のブリ丼

ブリ丼 + 卵黄 = 至高

異論は認めません。(え?)

下山後、すぐにこんなに美味しいものが食べられて最高でした。角田山最高。新潟最高。

 

 

 

まとめ

低い山ですが、海からスタートなので標高差も斜度もなかなかあります。

 

今回登りで使った古墳コースもなかなかの急登でした。

雨の後だったので、地面もぐちゃぐちゃで登りづらさMAX。

 

無難に灯台コースの方が登りやすかったのかもしれませんが、

お花を見ることができたのでよしとします。

そして、灯台コースを下山に使うことで、海を見ながら下山できますしね。

 

海も花も楽しめる角田山、とにかく楽しすぎます。

また来年もオオミスミソウが咲く頃に訪れたいと思います。

 

ではまた!

 

みちのく潮風トレイル〜山元・亘理ルート〜

私の記念すべきみちのく潮風トレイル(以下、MCT)デビューは、

山元・亘理ルート

となりました。

 

この区間MCTのスタートに据えた理由は、

比較的近くて晴れる予報だったからです。(直球)

 

あとは、海沿い歩きよりも山歩き中心のルートで、翌週に雪の北アルプスを控えている私にとっては、いい体力トレーニングになりそうだと思ったからです。

 

今回の行程

 
歩いた時期:2月下旬
 
実際に歩いたデータがこちら。
 

距離24km、標高差820mと、なかなかの山登りです。笑

 

 

地図だけ見てみるとこんな感じ。

亘理地塁山地(縦走している山)は、三門山がある北の方まで全て歩くこともできるみたいですが、

MCTのルートではないため今回は閑居山から町の方へと下ります。

 

追記:山下駅MCTのルートからは外れているようでした。

一つ前の坂下駅から歩くと無駄なく歩けると思います。

 

 

トレイルスタート

スタートは山下駅です。

駐車場から見た山下駅前の防災・交流センター

 

私のMCTチャレンジは、基本的に車で移動するため、

トレイルを歩いたら車の回収をしなければなりません。

そのため、駅スタート・駅ゴールが一番スムーズなのです。

 

車は、山下駅前駐車場に停めました。

230台駐車可能な大きな駐車場で、1日300円で停められます。(破格)

 

まずは深山の登山口を目指して歩きますが、最初はひたすらロードです。

駐車場を出てすぐの道路

道中わかりづらいところにはMCTの道標が建っているので、それに従って進んでいきます。

 

登山口がある深山山麓少年の森に到着しました。

深山山麓少年の森

 

この日は2月の下旬ということもあり、ロウバイが可憐に咲き誇っていました。

香りもいい

 

 

建物の裏に深山登山口があります。ここからはトレイル区間になります。

森の中を歩きます



 

 

ロード区間での案内は道標でしたが、トレイル区間はテープになります。

綺麗な瑠璃色のテープはよく目につきます。思わず写真を撮りたくなっちゃう...

テープを写真に収めるのは、今回の相棒・やっさん

 

 

最初は森の中を歩くので基本日陰なのですが、木漏れ日もちらほら。

光と影が作り出す景色もなかなか良かったです。

影絵みたい(知らんけど)




こちらは、光り輝く竹の葉が印象的でした。

竹林って書くと、なんか苗字みたいだよね(唐突)



 

登山道はちゃんと整備されているので歩きやすいです。

 

 

 

標高を上げると、針葉樹林から広葉樹林へと変わっていき、

視界も広がってきました。

 

 

標高を上げるごとに、どんどん広がる景色に胸を躍らせつつ進んでいくと、

あっという間に深山山頂に辿り着きました。

深山山頂

上の写真は、西側の景色。

奥の雲がなければ蔵王連峰を見ることもできます。

 

 

 

山頂近くには「鎮魂の鐘」なるものがありました。

奥に見えているのは太平洋です。

これは、東日本大震災の記憶を風化させないように、2015年に建立されたものだそうです。

www.town.yamamoto.miyagi.jp

 

 

 

 

鎮魂の鐘から見える景色はこんな感じです。

右下に見えているのはベンチです。ここでご飯を食べてから縦走路へと向かいました。

 

 

 

さて、縦走開始です。

縦走路と言っても、標高は低いので木々に囲まれています。

 

 

今回は冬で葉がほとんど全て落ちていたので、それなりに景色を楽しむことができましたが、春〜秋までは展望はないかもしれません。

ただし、初夏の新緑や秋の紅葉は見事かもしれませんね。

登山道に延びる木の影がいい感じ

 

 


途中にはこんな立派な木もありました。

木にくっついてセミみたいなやっさん

 

 

 

山家山山頂に到着しました(山が多いな...)

景色はありませんがこれでいいんです(強がり)

山家山の三角点と標識

 

 

途中に雷神山という、かっこいい名前のピークがありましたが、

景色は山家山と似たようなものだったので割愛。

 

一旦道路に出て、次に目指すは四方山。

山頂まで2kmの道のりです。

 

 

 

とは言っても、ここからはロードメイン

ここのすぐ近くの斜面に、カモシカがいてこちらをじーっと眺めておりました。

全然逃げないので近づいてみると、さすがに逃げました。

カモシカに気づいたのはやっさんで、私は全く気づかなかったです。笑

気配を消しているので、歩く方はお気をつけて。

 

 

紫陽花の道もありました。ここは6月頃がいいのかな?

枯れた紫陽花が道路に影をのばして、音符みたいになってました。

 

 

 

ドライフラワーみたいでいいね」と、やっさんが写真に収めていたので、

私も真似してパシャリ。

前ボケは玉ボケになってていい感じ。

後ボケがぐるぐるボケになってしまいましたが....

枯れた紫陽花

 

 

四方山山頂が近づくにつれて、展望が広がってきました。

手前のススキ、真ん中の田園の茶色っぽい色、空の青さが好ましい。

 

 

そんなこんなで、四方山山頂に到着しました。(適当)

四方山は、みやぎ蔵王三十六景にも選ばれています。

晴れていれば蔵王連峰が見えるんでしょうね。

photo by やっさん

 

縦走路はこの看板の右に進むのですが、

左手に行くと、ベンチと展望台があったので少し寄り道。

藤棚っぽいのがあるから、時期になれば藤の花でも咲くのかな?

 

展望台の中に入り、螺旋階段を登り切ると、

 

 

 

仙台の街や太平洋まで見えます!

仙台方面

 

蔵王連峰の方も見える!天気が良ければね。笑

蔵王方面

遠くの景色もさることながら、手前の木々は桜なので、

4月上旬頃に来たら、白い蔵王と桜の組み合わせで楽しめそうです。

最高じゃないですか?(歓喜

 

 

 

展望台を降りて、藤棚のベンチで休憩。

 

 

太平洋がバッチリ見えていました。

その奥にうっすら見えているのは、牡鹿半島金華山でしょうか?

こちらもMCTのルートになっております。

あっちも早く歩きたい

 

 

看板まで戻り、先に進むと四阿やベンチが置いてある休憩地に辿り着きました。

やっさんの奥に見えているのはトイレ。

このやや長い縦走路において、とても貴重でありがたい存在です。

ちなみに、縦走目的でなければここまで車で来れるっぽいです。観光にもおすすめ。

荷物を整理して、再出発の準備をするやっさん

 

 

ベンチの近くにはこんなものも。

中からなんか音がしましたが、そっとしておきました。

鳥の巣箱

 

 

それでは縦走再開です。

亘理町の観光PR係長・わたりんに見送られながらの出発です。

いってき!

 

 

 

出発してすぐ四阿。

四阿は、見るとつい休みたくなるので足早に通り過ぎるのがポイントです。笑

 

 

そこから程なくして、下り坂へと差し掛かります。

先を歩くやっさんが振り返ってシャッターを切っています。

MCTテープと私を撮ってくれようとしたのだと思いますが、

風に揺られてテープがいなくなってしまいました。笑

バランス感覚の良いやっさん

 

 

 

四方山からの縦走路はこんな感じ。

写っているのは私ですが、なんか不貞腐れてる感じの表情と態度で笑いました。笑

photo by やっさん



 

 

広葉樹林の次は針葉樹林。

展望はありませんが、変化があるので飽きずに歩けました。

MCTテープとやっさん

 

 

 

本日最後のピーク、黒森山に到着しました。

祝・本日最後の山頂

ここから鴻ノ巣峠へと向かいます。

片側がごっそり削られて切れ落ちているポイントがありました。

危険箇所には写真のようにちゃんとロープが張られているので安心です。

photo by やっさん



鴻ノ巣峠に着きました。

亘理地塁山地の稜線はこの先もずっと続くのですが、

MCTのルートでは右手に下り、登山口へと向かいます。

 

看板の後ろめっちゃ気になるんだが...

 

登山道を抜け、ロードに出てからはGoogleMapを頼りに進みました。

ただし、注意なのがGoogleMapの最短ルートで進んでいくと、MCTのルートからは外れてしまいます。

あらかじめMCTのWebサイトでオフライン地図をGoogleMapに保存し、それをなぞるように進みました。

ただ、たまに表示が消えたりして不便だったので、YAMAPなどで歩いて居る人のログをダウンロードしてくるといいかもしれません。

 

 

 

 

このお寺が見えたら左に曲がります。

お寺

お寺の門?には、貫禄のある2体の像がおりました。

「すごいね〜」と言いながら写真を撮っていると、遠目にお寺の人がこちらを見ていました。笑

不審者だと思われたな。(確信)

 

 

 

そして、少し歩くと、なぜかここだけ曲がるポイントに大きな矢印が書かれていました。

これはMCTのため?この時期だけ?

よくわかりませんでしたが、マップを確認すると合っていたのでこの矢印に従い、進みました。

地面がナビゲート

 

 

 

途中、食糧補給のためにヨークベニマルに寄りました。

goo.gl

 

 

なかなか良い時間になっており、パンコーナーでは割引が始まっていました。

初めて見る名前のパンに、好奇心旺盛な私はついつい釣られてしまいました。

さらに「お買い得」という文字に弱いのであまり考えずに買ってしまった...

10円くらいしか変わらないのにね。笑

中は生クリーム、外はチョココーティングされた謎パン

ヨークベニマルの外にあるベンチでパンを食べつつ休憩し、先へと急ぎます。

 

 

 

途中にある公園に寄り道して、いろいろお花を楽しんできました。

冬は彩りが少ないので、こういったカラフルな景色には他の時期よりも特に癒されます。

なんか野菜みたいだな

 

 

そして、また殺風景になりました。

もしかしたら東日本大震災の時はこんなところまでも津波が来たのかな、と思いふけりました。自然って、とても美しいのに、時に残酷ですよね。

 

 

ロード歩きから一転、こんな道もありました。

なんか田舎道って感じでよかったです。

田舎育ちの私は、こういうところに落ち着きを感じます。

際どい系田舎道

人の敷地かなと思って、ちょっとドキドキしたけど...笑

GoogleMapで確認したら合っていたので、間違いないと思います。

 

 

 

とても短い田舎道を抜けると、またもやロード。

歩道がないので、歩いている我々のすぐ横を車が抜けていくもんだから、少々怖かったです。

徐々に右手のほうに向かいつつ進んでいくと、踏み切りがありました。

それを渡って少し歩くと今回のゴールである逢隈(おおくま)駅に到着。

逢隈駅

 

 

逢隈駅は無人駅ですが、切符販売機はありますし改札はSuica対応でした。

トイレや待合室もあるので少し早く着いても問題ありませんでした。

電車は、日中は1時間に1本ですが、夕方の時間帯は1時間に1〜2本あるようです。

常磐線の時刻表

 

 

 

まとめ

MCTデビュー戦は、海よりも山メインの行程となりました。

普段山歩きをしている私にとっては、"馴染み深い道"で歩きやすかったです。

登山道もちゃんと整備されていて、案内も豊富で迷うことなく歩けました。

整備してくださっている皆様、ありがとうございました。

 

 

今回は冬でしたが、春先は深山や四方山で桜、

5月頃には深山山頂付近でお花畑が楽しめるとのことでしたので、

時期を変えても魅力がある縦走路なんだと思います。

ただ、低山なので、暑い時期は辛そうですし虫も多そうです。

 

 

また、今回のゴールは逢隈駅でしたが、体力的に自信のない方は亘理駅をゴールにするのもありかもしれません。

MCTのルートからやや外れてしまうので勿体無い感じはしますが、逢隈駅まで行くよりも4km程度短くなります。

 

 

里山歩きの魅力を感じつつ、震災の爪痕にも目を向けて、

自然の美しさや楽しさ、そして、残酷さを改めて知る良い機会になりました。

みなさんもぜひ歩いてみてはいかがでしょうか。

 

ではまた!

 

 

みちのく潮風トレイル、始めました。

はじめまして。

みちのく潮風トレイルの情報が少ないので、ブログにまとめていこうと思います。

 

以前から名前は聞いたことのあったみちのく潮風トレイル。

英語表記だと、

Michinoku Coastal Trail(通称:MCT

となります。

 

みちのく潮風トレイルとは

青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐ全行程1,025kmのロングトレイルだそうで、

䧺大な太平洋にそって旅をする、とてもとても長い道です。
森と海のどちらの恵みも感じることができる豊かな道です。

という説明が公式サイトに載っておりました。

 

tohoku.env.go.jp

森と海、どちらも感じられるなんて素敵すぎる...!

 

 

これまでの私の登山

少し自分語りになるのですが、これまで10年近く毎週のように山に登ってきて、

ある程度いろんなことができるようになったり、さまざまな景色を目にしてきて、充実感はもちろんあるのですが、習慣化された日常に対して徐々に飽きてきている自分がおりました。

登山に飽きてしまった人の写真(いや、普通に寝てね?)

 

そんな中で、何が楽しかったのかを振り返ってみたときに、

"一度にいろんな景色が楽しめる場所"

が印象に残っていて、そのようなところは思い返してみても楽しい山行ばかりだったなと気づきました。

 

飽き性な私は、どれか一つで推されると口飽きしてしまうので、

様々な要素が入り混じって(もしくは、程よい範囲内に点在していて)ほしいのです。

岩があったり、湿原があったり、凸凹だったり、平らだったり...

 

例えば島はいいですね。

佐渡島

 

飛島

 

伊豆大島

 

山もあって、海もあって、そして独特な植生なども見られる。豊かな自然は、そこにいるだけでこちらを癒してくれます。

また、島の人たちの暮らしや雰囲気を味わえるのも素敵です!

 

ただ、海を越えるとなると、アクセスするのがなかなか難しいです。

さすがに毎週は行けないな、お金も時間も足りなすぎて。泣

 

そんな折、以前友人が歩いていたみちのく潮風トレイル(以下、MCT)が気になりだしました。

みちのく潮風トレイルのテープ

潮風を感じながら海沿いを歩いたり、山に登って高いところから景色を見下ろしたり、

やることも見えるものもバリエーションに富んでいます。

 

私は東北生まれですが、山のある方にばかり向かっており、太平洋側にはあまり行っておりませんでした。(仙台にはよく行くんだけどね...)

東北の魅力を再発見するという意味でも、きっと楽しいチャレンジになるはず!

そう思い、1,025kmの道を踏破しようと決めました。

 

 

今回のチャレンジのルール

今回のチャレンジのMyルールは以下の通り。

  1. MCTのルートに沿って歩くこと 
    ショートカット厳禁。
  2. 連続した区間でなくてもいい

    せっかく歩くなら天気がいいところを歩きたいので、晴れを優先に歩く区間を決めます。
    福島→八戸→仙台とかもあり得るかも?

  3. 走らない

    カメラを持ちながら、各区間の良いところを探しながら歩く。
    ただし、早歩きは良しとする。←

 

という感じで、これからMCTを歩いて行きたいと思います。

終わるのがいつになるのかわかりませんが、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。

 

ではまた。