春の角田山
みちのく潮風トレイルについて書いていくと言ったのに、3記事目にして全然違うエリアについて書きます。笑
新潟県の角田山に行ってきたのですが、
海もあり、花もありで見どころ満載でした!
今回の行程
歩いた時期:3月中旬
実際に歩いたデータがこちら。
距離:7.3km
標高差:630m
今回は周回で、上りは古墳コース、下りは灯台コースです。
ちょっとキツめの里山って感じですね。
ただ、普段山に登っている人であれば、全然余裕なレベルだと思います。たぶん。
見どころはなんといっても、オオミスミソウ。
3月にお花が見れるなんて感激です。
それでは行ってみましょう!
角田山
駐車場がいきなり海というのが、それでもう充分なくらいに良いですよね。
少し離れている場所にも大きめな駐車場があったので、駐車場の心配は要らないかと思います。
綺麗なトイレもちゃんとありました。
角田浜の景色はこんな感じです。
海水浴シーズンじゃないと、打ち上げられたゴミがたくさんあります。
これは写らないように工夫しました。笑
海の向こうに見えるは、佐渡島。
早く行きてぇな...(羨望)
それでは出発します。
少し歩くと駐車場に入ってくる道路の入り口にバス停がありました。
登りは古墳コースを使うため、ここから登山口まで車道を歩いて行きます。
事前にYAMAPの桜情報を見てきて、途中に桜が咲いているとのことでしたが、桜らしきものは見当たりませんでした...
代わりに椿がありました。
登山口は墓地の真ん中を通っていくとありました。
そこを突っ切るといきなりの急登です。
少し進むと写真のように葛折りになっていましたが、片側が切れ落ちているので転落防止のロープが貼られていました。
その後も急登は続きました。
前日の雨のせいで、地面のコンディションは悪く、滑って歩きづらかったです。
そこからまた少し登ると、両脇に本日のお目当てのオオミスミソウがおりました。
ただ、こちらも前日の雨のせいでコンディションが悪そう...
あんまり花開いておらず、太陽が当たるところにいた個体のみ元気そうでした。
標高を上げると、広葉樹が増えてきました。
葉が落ちているこの時期は空が広く感じます。
こちらも春の代名詞です。そして、同じく元気がない...
徐々に開いてきているものもありました!がんば!
たくさんの広葉樹が我々の上を覆うように枝を延ばしておりました。
あと2ヶ月も経てば、新緑のトンネルでしょうか。緑の時期もきっと美しいんだろうな。
またまたフォトスポットがあったので足を止めて、撮影します。
至る所に花の群生地があるので飽きずに歩けます。
スプリング・エフェメラルは見逃さないように。そして、ローアングルで撮りましょう。
スプリング・エフェメラルとは?
オオミスミソウの群落があったので踏まないくらいの距離まで近づいて撮ってみました。朝日を浴びて光り輝く白色が美しい。
オオミスミソウの群落から少し進むと変な木がありました。
幹にたんこぶみたいなものがたくさんついてました。
面白いな〜と思ったり、やや気持ちが悪いな〜と思ったり、複雑な気持ちでした。笑
山頂を目指してまた歩きます。
上の方まで来ると日当たりも良く、泥んこぐちゃぐちゃゾーンは無く、
快適に進むことができました。
山頂に着くと、急に人が増えて大賑わいでした。
山頂標識は下山路方面にあるので、まずは景色の良い広場へと向かいました。
が!こちらもたくさんの人...
この後、団体さんが来て、目の前の空いているスペースを埋め尽くしました。笑
ちょうど目の前に見えるのは飯豊連峰。
三月なのでまだまだ雪があります。
さすがは東北のアルプス、迫力がある。
友達がシートを持ってきてくれたので、そのシートを敷いて座り、
持ち寄ったお菓子を美味しくいただきました!
花はなかったけど、飯豊連峰を眺めながら食べられてサイコーでした!!
お腹を満たした我々は、シートで横になって昼寝を始めました。笑
たまに起きては景色を見て、また寝て...
日光が暖かく、お昼寝スポットとしても最高でした。
さすがにもう寝なくていいだろってなったので、ようやく山頂へ。
山頂に行った後は、そのまま進み、灯台コースを使って下山しました。
道中、カタクリがたくさん咲いているところがあり、なかなか華やかでした。
下山していくと、段々と景色が広がって行きます。←普通逆じゃね?
青い日本海と雪を被った佐渡の金北山が、とてもとても美しかったです。
縦バージョンだとこんな感じ。
潮目がくっきりですごかったです。
潮目ってなんだっけ?
という方は、こちらをどうぞ。
景色だけではなく、漁場としても良いんですね。
新潟は、お魚美味しいもんな。うんうん。
話は戻って、さらに下山していくとこんな景色も見れます!
角田山の一番の見どころ(だと勝手に思っている)
岩場から正面の山までの稜線が綺麗だし、何よりその奥の日本海と佐渡島が美しい。(何度でも言います)
いろんな要素が含まれているので、ずっと景色を見ていても飽きません。
「写真は引き算」という格言もありますが、広角レンズでモリモリに足しまくるのも好きです。絵面が騒がしくなりますが。笑
ちなみにこれは、
PENTAXのHD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR
というレンズで撮ってます。
写りがとにかくいいしボケが滑らかで綺麗なので、ペンタユーザーは必携です(煽り)
ちなみにさっきの岩場はこんな感じ。
上部は結構斜度があります。
歩き慣れていない人は、手を使って確実に通過するのが良いかと思います。
途中に台のようになっているところがあったので、その上に立ってドローンよろしく上から撮ってみました。
こんな天気の良い日に、海岸沿いのこんな道路をドライブしたらさぞ気持ちいいでしょうね。(下山後にドライブしました)
振り返って見た角田山。
標高は全然高くないのに迫力がすごい。傾斜もすごいから実際に歩くと疲れるのですが。笑
痩せ尾根区間もありますが、手すりもあるので安心して歩けます。
3月の新潟。
山の上の方は、まだ色づきがなかったですが、
中腹では、椿が華麗に咲き誇っておりました。
こちらの灯台が見えたらほぼゴールです。
空と海の青に白い灯台がめちゃくちゃ映えます。
あと、色の抜けた草もいい感じです。
灯台から登山口へは、このような感じです。
海に向かっていく感じが堪りませんね〜
足元は、ちゃんと階段になっているので、観光でも来れそうです。
以上で、登山は終わりなのですが、
見どころがまだあるのでご紹介しますね。
おまけ
下山後のお楽しみ。
まずは灯台の下のところ。
手掘りのトンネルがあって、そこを抜けると岩をえぐって切り拓かれたような道があります。
対岸に行き、振り返ると灯台も見えました。
こちらも迫力ありです。
上から見ると可愛く見えた灯台も、下から見上げると迫力がありますね〜
ちなみに灯台からこちらへ直接降りることも可能です。
コースに組み込んでみてはいかがでしょうか。
さて、次の見どころはカフェになります(見どころというかおすすめ?)
登山口のほんとすぐ近くにあるので、寄りやすさ◎ です。
お店の名前は、「燦燦カフェ」
店内はたくさんの人で賑わっていました。
ここは景色もいいのですが、お店の雰囲気もコーヒーもおしゃれで素敵です。
そして、なんと言っても料理が美味しい!!
ブリ丼 + 卵黄 = 至高
異論は認めません。(え?)
下山後、すぐにこんなに美味しいものが食べられて最高でした。角田山最高。新潟最高。
まとめ
低い山ですが、海からスタートなので標高差も斜度もなかなかあります。
今回登りで使った古墳コースもなかなかの急登でした。
雨の後だったので、地面もぐちゃぐちゃで登りづらさMAX。
無難に灯台コースの方が登りやすかったのかもしれませんが、
お花を見ることができたのでよしとします。
そして、灯台コースを下山に使うことで、海を見ながら下山できますしね。
海も花も楽しめる角田山、とにかく楽しすぎます。
また来年もオオミスミソウが咲く頃に訪れたいと思います。
ではまた!